◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆vol.92-2011.08.02
      
   ☆☆☆ Weekly Accounting Journal ☆☆☆

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こんにちは、エキスパーツリンク/エキスパーツ税理士法人の紺野です。日本
の会計基準は、今、IFRSで揺れ動いています。一方で税制も改正されており、
上場会社及び上場準備会社の決算・経理実務は今後も引き続き、目まぐるしく
変化していきます。これらのエッセンスを、上場会社及び上場準備会社の経理
担当者の皆さん向けに、出来る限り分かりやすくお伝えします。仕事の合間に
軽くどうぞ!

文中意見にわたる部分は僕の私見にもとづきます。このメールマガジンの情報
をもとに実務に適用される場合には、監査法人さんや顧問税理士さん等にご確
認ください。もちろん、エキスパーツリンク/エキスパーツ税理士法人でもま
ずは無料で検討させていただきます。

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◆◇今週のCONTENTS◆◇
1.[最新J-GAAP]誤謬の遡及と重要性
2.[IFRS]自見発言後、みんなどうすんの?
3.[IFRS]IASB WORK PLAN 延期
4.[最新J-GAAP]問題3
5.[編集後記]

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1.[最新J-GAAP]誤謬の遡及と重要性
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従来は、過年度の会計処理に誤りがあった場合、過年度遡及処理方式もありえ
たということになっていますが、ほとんどは、当期一括処理方式(過年度の累
積的影響額を当期損益で計上する方法)で処理されてきた、といえると思いま
す。

特別損益で「前期損益修正損益」として開示されてきた会社さんも多いのでは
ないでしょうか。今後は、過年度遡及修正が原則となりますので、この処理は
基本的にはなくなるわけです。とはいっても、重要性のないものまで遡及する
わけではありませんので、遡及しない当期一括処理方式もありえるわけです。
このような場合は、営業外損益で処理されることになります(過年度遡及会計
基準65)。

この当期一括処理方式で処理してよい重要性とはどの程度なのか?

一定の数値基準はありません。

過年度遡及会計基準では、
「金額的重要性」と「質的重要性」を考慮して判断すべしという趣旨のことが
書いてあります(過年度遡及会計基準35項)。

「金額的重要性」とは、
・損益への影響額又は累積的影響額が重要であるかどうかにより判断する考え

・損益の趨勢に重要な影響を与えているかどうかにより判断する考え方
・財務諸表項目への影響が重要であるかどうかにより判断する考え方

などがあるとされています。

「質的重要性」とは、
・企業の経営環境
・財務諸表項目の性質
・誤謬が生じた原因

などにより判断することが考えられるとされています。

個人的には、
「金額的重要性」については、売上高、経常損益、当期純損益、総資産、純資
産、利益剰余金等にあたえる影響(割合)やこれらの趨勢に与える影響を考慮
するものとして、会社ごとに一定のルールを定めることになるのだろうなと考
えています。内部統制でいわれている税前の5%という基準も参考にすべきでし
ょうね。

ただ、このルールは当該ルールにより算定した金額を上回ったら、即バツ=遡及
処理という形のものではなく、後述の質的要素も考慮できるように、この金額
を上回ったら検討の俎上にのぼるというようなレベルの基準を設けるべきでは
ないかと考えています。

一方で、
「質的重要性」については、企業の経営環境=好不況、上場直前直後、上場廃止
寸前、財務制限条項がついている等、財務諸表項目の性質=見積を要する科目で
ある、役員等関連当事者に係るものである等、誤謬が生じた原因=故意なのか、
過失なのか等というところと思います。

一律に基準を示すことは困難ですが、遡及するかどうかの判断基準を定め、こ
の基準に従い、誤謬を評価するようなステップを四半期決算ごとのマニュアル
等に含めるべきと思います。ご検討ください。

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2.[IFRS]自見発言後、みんなどうすんの?
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経営財務がアンケートやってくれましたね。
No.3025 2011年7月25日発行号です。

上場会社中心に121件からアンケート回収。

Q1:6月21日の金融担当大臣のIFRS適用に関する発言内容についてどう感じまし
たか。

「良い」62、「悪い」33、「その他」26

全体的には好印象なんですね。ただ、やはり唐突感、準備不足の声も多いよう
です。

Q3:金融担当大臣の発言を受けて、貴社にはどのような影響が予想されますか。

「まだ何もしていない」38
「影響がある」37
「予定どおり進める」19
「その他」27

「影響がある」「予定どおりすすめる」はもう始めているということでしょう
から、そのうち、過半数は影響を受けているということですね。移行時期を延
期するとか、プロジェクトのペースダウンとか、凍結・解散の検討も必要とか、
いう意見も含まれています。

Q4:適用の判断時期について、貴社にとって好ましい時期を教えてください。

「予定どおり2012年」56
「その他の年を記入」17
「その他」48

早いほうがいいんでしょうけれども、やはり日本では十分に議論が煮詰まって
いないですよね。そもそも理解もすすんでいません。2012年にこだわらなくと
もよいのかもしれませんね。

Q5:IFRSの適用対象について、貴社が好ましいと思うのはどれですか。

「上場会社全面適用」24
「上場会社の一部に適用」33
「希望会社のみ任意適用」54
「その他」10

希望会社のみの任意適用が最も多いんですね。同じ規模で同業種の会社が異な
る会計基準を適用することになってしまいますので、どうでしょう?やはり市
場でわけて適用すべきではないでしょうか。

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3.[IFRS]IASB WORK PLAN 延期
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7月26日、IASBのWORK PLANが延期されています。

http://k.d.combzmail.jp/t/2732/a0zvgrw0bi0ghfoppd6tz

IFRS第9号(金融商品)の適用時期が2013年1月1日から2015年1月1日に延期され
てます。公開草案を8月初旬にだすようです。

IFRS自体が遅れているようですので、日本の対応にも影響しますよね。

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4.[最新J-GAAP]問題3
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[問3]
X1年度期首に設備を取得した。

取得原価は10,000
耐用年数は5年
資産除去債務の割引後の価格は863
X1年度の利息費用は26
X1年度の除去費用込みの減価償却費は2,173

X1年度の税効果は?回収可能性に問題はないものとします。実効税率40%。

[答]
863*40%=345
26*40%=10
2,173*40%=869
173*40%=69

a.繰延税金資産 345 / 繰延税金負債  345
 繰延税金負債 69 / 法人税等調整額 69
繰延税金資産  10 / 法人税等調整額 10

b.繰延税金資産 69 / 法人税等調整額 69
繰延税金資産  10 / 法人税等調整額 10

c.繰延税金資産 345 / 繰延税金負債  345
 繰延税金資産 69 / 法人税等調整額 69
繰延税金資産  10 / 法人税等調整額 10

a.→ http://k.d.combzmail.jp/t/2732/a0zvirw0bi0ghfoppdpHG
b.→ http://k.d.combzmail.jp/t/2732/a0zvjrw0bi0ghfoppdp0W
c.→ http://k.d.combzmail.jp/t/2732/a0zvkrw0bi0ghfoppdGtr

[前回の解答]
前回の解答はbですね。簡単ですね。

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5.[編集後記]
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先週末から月曜にかけて、水上に旅行に行ってきました。
今まで夏といえば海。ということで沖縄やら伊豆やら行って来たのですが、今
年は海じゃなくて、山にしようよ、ということで、検討した結果、僕には全く
似合わないのですが、キャンプ、虫取り、ラフティング、温泉、プールと揃っ
たツアーに参加することになりました。初日はテント張って、食事は皆でカレ
ーをつくり、夜は虫取り、次の日はラフティング、とワイルド系で過ごした後
は、ホテル泊で温泉につかり、最終日の午前中に少しプールに入れればという
予定でした。
ところが、この大雨です。水上でしたからそもそもキャンプなんか出来るのか
?という不安があったのですが、当日の朝電話してみると「増水はしているが
、どうにか大丈夫そう、万が一、キャンプも出来ない場合、ホテルに宿泊して
もらえるはず」とのことでしたので、とりあえず行くことに。
行ってみると、利根川はアマゾン川のように増水。10年に一度の増水とのこと
で、ラフティングはちょっと難しそう。キャンプ場も雨が断続的に降り続き、
ときどき、かなり強く降っていました。
大丈夫なのか?という不安でいっぱいでしたが、とりあえず、カレー作りが始
まりました。まずはまき割り、これつらいですね。お父さんたちでナタを振り
回すのですが、いやいや、全然、うまいこといきません。なんか斜めに入って
行ってしまって、大苦戦。いきなりかなりの重労働でした。

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*発行人: エキスパーツリンク
 公認会計士・税理士・公認内部監査人(CIA) 紺野良一
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