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【J-GAAP News】包括利益の表示に関する会計基準(案)の検討状況
包括利益の表示は、現時点ではまだ公開草案(企業会計基準公開草案第35号「包括利益の表示に関する会計基準(案)」)の段階ですが、2011年3月末からの適用とされており、連結も個別も同時適用とされていました。
しかしながら、2010年6月10日の企業会計基準委員会(ASBJ)の審議資料によると、
●連結財務諸表については、公開草案通りの適用時期とする(ただし、注記については1年延期)。
●個別財務諸表への適用を求めるかどうかについては、本会計基準の公表から1年後を目途に判断する。
その場合に、個別財務諸表への任意適用を認めるかどうか
(案1)任意適用を認めない。
(案2)任意適用を認めない。
ということになっているようです。
IFRSでは、個別財務諸表はそもそも、連結財務諸表の付録とする、あるいは添付する必要はありません(IAS27.6)。ですから、日本でも個別財務諸表では別に包括利益を開示する必要はないといえますよね。税法や会社法との関係もありますし。
僕が懸念しているのは、連結を作成していない会社です。このような会社についても包括利益を開示しないというのは、どうなんでしょうか?
IFRSでは、「The financial statements of an entity that does not have a subsidiary, associate or venturer's interest in a jointly controlled entity are not separate financial statements.(IAS27.7)」とされています。
つまり、連結作ってない会社の財務諸表は「個別財務諸表」とはいわないんですよね。
同じ営業活動を、子会社をもってやっているケースでは包括利益が開示されて、子会社をもたずにやっているケースでは包括利益は開示されない、なんて、常識的に考えて変じゃないですか、ねえ。